寝る前の飲み物で睡眠の質が変わる
寝る前にとる飲み物で睡眠の質が変わってしまうことはご存知でしょうか?コーヒーや緑茶といったカフェインの入った飲み物を寝る前に飲むと、眠れなくなるのは有名ですよね。反対に、睡眠の質を高めてくれる飲み物なんかもあるんです。
寝る前に食事をしてしまうと、寝ている間に消化が行われるため睡眠の質を下げてしまう場合があります。しかし、飲み物だとそういった心配がないので、安心して取り入れることができます。今回はそんな、おやすみ前にとると良い効果のある飲み物をいくつかご紹介します。
睡眠前にオススメの飲み物
ホットミルク
牛乳を寝る前に飲むと寝付きやすくなるというのは、知っている人も多いですよね。牛乳に含まれているトリプトファンという成分。この成分は、睡眠物質であるセロトニンという物質を作り出します。そして、このセロトニンがさらに分解されることで、メラトニンという成分が生成されます。このメラトニンに睡眠を促す作用があるため、睡眠の質を高めやすくなります。
さらに、牛乳にたくさん含まれているカルシウム。このカルシウムは、自律神経のうちの交感神経の働きを穏やかにしてくれます。そのため、リラックスしやすい状態に体をしてくれます。リラックスしていると、眠りやすくなる上に、睡眠の質がよくなります。
冷たい飲み物は体を冷やして眠りを妨げてしまいます。さらに胃腸に負担をかけてしまう場合もあるので、牛乳をはじめ、寝る前に飲むものはなるべく温めたものにしましょう。
ホットココア
ホットココアも睡眠にとても良い効果があります。ココアに含まれているテオブロミンという成分が、自立神経を整えてくれる作用があります。自律神経が整うと、眠りに入るときに、副交感神経が優位になります。
副交感神経が優位になると、体がリラックスした状態になり、ストレスや体の疲れを癒してくれる効果があります。さらに、ココアに含まれている糖分には疲労回復の効果も。そのため、ココアはくたくたに疲れているときに飲むと効果的な飲み物です。
また、ホットミルクでココアをとくと、前述のホットミルクの睡眠効果を得ることができます。ただし、ココアとミルクでカロリーが高くなってしまうので、ミルクでココアを淹れる場合は飲む量に注意が必要です。
お白湯
お湯を飲める程度に冷ましたお白湯。お白湯はすぐに用意できますし、わざわざ材料を買いに行く必要もないので、とてもお手軽です。お白湯を飲むことによって、副交感神経を優位にすることができます。
そのため、リラックス状態で眠りにつくことができます。また、体を温めてくれるのでぐっすりと眠ることもできます。さらに、便秘解消などの効果もあるのが嬉しいところです。
カモミールティー
ハーブティーは総じて体に良い効果があるイメージがありますが、寝る前に特にオススメなのはカモミールティーです。カモミールは4千年以上前から、薬草として重宝されてきており、それに違わずさまざまな体に良い効果があります。
まずは、体内器官の不調を整えてくれる効果。そして、香りが良いので精神をリラックスさせてくれます。また、鼻づまりを解消してくれるので、鼻が詰まっていて寝付きにくい、という方に特にオススメの飲み物です。体を温めてくれる作用も高いので、冷え性で寝れないと悩んでいる方にもありがたいお茶です。
ホットジンジャーエール
冷たい飲み物のイメージが強いジンジャーエールですが、ホットにしても美味しいです。そして、ジンジャーエールに入っている生姜を温めると、ショウガオールと言う成分ができます。この成分が、血行を促進して体を芯から温めてくれるのです。
体が冷えてしまって眠れない、という方はほっとジンジャーエールで体を温めてから眠ると、とても寝つきが良くなります。さらに、ジンジャーエールに含まれている炭酸が、ダイエットにも効果があるので、女性にも嬉しい飲み物とも言えます。
自分にあった飲み物を試してみよう
寝る前に効果的な飲み物をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。他の入眠方法と違って、飲み物は飲むだけなので、簡単に実践しやすいのが強みですよね。またバリエーションにも富んでいるので、飽きることなく続けられそうです。
出典:
http://hapila.jp/sleep-drink
http://gu-suri.com/neru/278/
http://genki-go.com/autonomic/03.html