ハーブティーは様々な効果があります
冷え性や便秘解消、疲労回復などといった様々な効果のあるハーブティーですが、「ハーブティーを飲むと寝つきが良くなる」や、「睡眠に良い効果がある」という話を良く聞きますよね。しかし、どうしてハーブティーが睡眠に良い効果をもたらすのでしょうか?今回はハーブティーに関する色々な疑問や、寝る前にオススメのハーブティーを調べてみました!
ハーブティーがなぜ睡眠に良いのか
入眠時には、副交感神経という人間が休んだりリラックスするときに働く神経が優位に働くことで、寝つきが良くなります。ハーブティーには、この副交感神経の働きを良くしてくれる効果があるのです。さらに、ハーブティーの香りには気持ちを落ち着かせる効果があります。また、一般的なハーブティーはノンカフェインのものが多いので(一部はカフェインを含むものもあります)寝る前に飲むのには最適な飲み物です。自分のお気に入りの香りや味のハーブティーを見つけて、寝る前に飲むことでリラックスするのも良いかもしれませんね。
安眠効果のあるハーブティー
ハーブティーと一口に言っても、一種類のハーブから作られているものや、複数のハーブを調合して作られているものもあります。まだ日本ではあまりメジャーではないハーブティーですが、欧米などでは寝る前の飲み物として愛飲している人も多いんだそうです。
カモミールティー
カモミールティーはフルーティーな香りがするカモミールの花の部分を乾燥させたハーブティーです。薬用になるのは、ヨーロッパ原産のジャーマン・カモミールとローマン・カモミールの2種類です。この二つのカモミールの性質にはほぼ違いがなく、どちらも同じような用途で用いられます。
カモミールは特に、リラックス効果が高いことで有名で、ヨーロッパでも派5000年も前ほどから、不眠症や神経痛の治療に効果のある薬草として使われてきました。また、カモミールはアズレンという成分を含有しており、抗菌作用があるので風邪を引いたときときなどにもカモミールティーは飲まれます。就寝前にカモミールを習慣として飲み続けることで、ストレスを解消して、精神を落ち着けて不眠を改善してくれる効果があります。
バレアリン
古代ギリシャの時代から、神経を落ち着かせて深い眠りに導いてくれる植物として利用されていたのが、このバレアリンです。日本名ではセイヨウカノコと呼ばれています。このバレアリンの根を乾燥させたものには独特の香りがあり、これが眠りに有効である成分と呼ばれる吉草酸(きっそうさん)なのです。この吉草酸には、昂ぶっている神経を落ち着ける作用があります。また、脳の覚醒物質を抑えてくれるガンマ・アミノ絡酸(GABA)の働きを高めてくれ、睡眠を促してくれるという作用もあります。
欧米では、不眠症などに高い効果が得られるとして、サプリメントの材料として用いられて、売られているんだそうです。また副作用があまりないことが、このバレアリンのメリットです。しかし、眠気を誘う効果が高いので、日中に飲むのは避けたほうが良いハーブティーでもあります。
セージ
料理などにも使うセージは、お茶としての歴史も長いです。イギリスでは17世紀に中国やインドから紅茶が輸入されるまで、お茶としてよく飲まれていたそうです。セージの葉は乾燥させると、味わいがとてもマイルドなものになります。効能としては、不安を和らげたり、イライラを緩和してくれたりと、精神的にリラックスさせてくれる効果があります。また、ホルモンのバランスを整えてもくれるんだとか。ただし、妊娠中の方は飲みすぎに注意しましょう。
オレンジピール
ハーブティーが初めてで、どんなものを飲んでよいのか分からないと言う場合は、オレンジピールがオススメです。このオレンジピールはその名のとおり、オレンジの皮を干して作られたものです。爽やかでみずみずしいオレンジの香りは、ハーブティーを飲みなれていない人にも飲みやすいです。また、香りが良いため他のハーブティーにブレンドされていることも。効果としては、鎮静作用や、抗うつ作用と言ったものがあります。
ハーブティーが飲みにくい場合
独特な風味や、味わいのあるハーブティー。飲みなれている人にとっては、美味しいと感じますが、慣れていない人にとっては少し飲みにくいなぁ、ということもありますよね。そういった場合は、少し薄めに入れると味も香りも全体的に優しくなります。また、蜂蜜や黒糖、ミルクなどで少し味わいを変えてみても良いかもしれませんね。
出典:
http://sleeps.jp/sleep-tips/5167/
http://www.mit-japan.com/ndl/ndl/valerian.htm