不眠症を解消する睡眠導入剤の使い過ぎは良くない?|安眠メイク

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2012年11月26日
不眠症を解消する睡眠導入剤の使い過ぎは良くない?

不眠症が長引いてしまうと肉体面・精神面ともに多大な負担を負うことになってしまいます。様々な手を尽くしても改善が見られなければ睡眠導入剤を処方してもらうしかありません。しかし、安易に睡眠導入剤を使おうとすることは心身の健康を害する危険性があるのです。

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使い過ぎは危険!眠れない時の睡眠導入剤

睡眠をとることは心身の健康を維持するためには絶対に欠かせないものです。
しかし、毎日の激務などが原因となって睡眠をとれなくなることも良くある話です。

不眠の解消法はいろいろありますが、人によってはどの不眠解消法も通用しないということになってしまう場合もあるのです。 こうなってしまうと、睡眠導入剤を処方してもらって服用するしかなくなってしまいます。

しかし、睡眠導入剤に頼りきりになることは、健康を害する恐れが非常に高いのです。

睡眠導入剤とはどんな薬か?

一般に睡眠薬と呼ばれる睡眠導入剤は神経の興奮を鎮める作用がある薬で、抗不安薬(マイナートランキライザー)に分類されます。
抗不安薬は不安障害、つまりPTSDや対人恐怖症、パニック障害などの不安を元に発症する精神障害に対して処方される治療薬です。

なぜ抗不安薬が不眠症に効果があるのかというと、不眠症は不安障害と同じく神経が緊張状態に置かれていることが原因となって起こる病気です。 抗不安薬を服用することによって、神経の緊張状態が解除され心身ともにリラックスした状態になり眠りにつきやすくなるという寸法です。

現在の睡眠導入剤は製品名「デパス」と呼ばれるベンゾジアゼピン系の薬が主流になっています。

睡眠導入剤を使いすぎると…

睡眠導入剤の服用は劇的な効果を発揮し、何日も眠れなかった不眠症患者を眠りに誘ってくれるありがたい薬です。
しかし、どんなに効き目のある薬でも使い方を誤れば、大変な事態を引き起こすことさえあるのです。

副作用がある

抗不安薬を含む向精神薬は神経に作用する薬であるため、薬が作用している神経と対の関係にある神経の働きを阻害し、副作用を起こすことがあります。
ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤も例外ではなく、服用によってめまいやふらつき、頭痛、興奮、焦燥、などの副作用を起こすことがあります。酷い時には黄疸などの肝機能障害を起こす恐れもあります。

依存性・離脱症状がある

薬に限らず、お酒などの神経に作用するものは依存性を持っているものです。
睡眠導入剤もそういった依存性があることが分かっています。
睡眠導入剤の場合、不眠に対して処方される薬であるため不眠の原因自体が解消されない限り手放せないものになりやすいのが問題点といえます。

依存性のある薬やお酒の服用・摂取を急激に止めると、今度は「離脱症状」と呼ばれる症状が現れてきます。
睡眠導入剤の場合、リバウンドで不眠症がさらにひどくなってしまうのが顕著な離脱症状です。
また、ドライマウス、耳鳴り、妄想、幻聴・幻覚、感覚過敏などの症状も現れてきます。
場合によっては命に関わるレベルの痙攣などが起こるケースさえあるようです。

服用量が増えてしまう

効果が高い薬でも、繰り返し服用・投与していれば体が慣れてきて一回の適正服用量では効果が表れにくくなってくることがあります。
睡眠導入剤でも、このような薬への慣れが起こって服用量が増えるケースは少なからずあります。

昔のドラマでは「睡眠薬を多量にのんで~」という描写があったように、睡眠導入剤の多量服用は命に関わる危険性を持っています。
一昔前の主流だったバルビツール酸系睡眠薬はその傾向が顕著で、現在のベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤でも危険性は変わりません。

睡眠導入剤の利用は医師の指導の下で行おう

睡眠導入剤は、不眠症の人にとっては頼れる心強い味方といえますが、使い過ぎは健康を害する恐れがある、両刃の剣です。
そのため、診療外科・精神科外来で不眠症を訴えてきた初診の患者にはすぐに睡眠導入剤が処方されることはありません。
弱めの精神安定剤などの処方とカウンセリングで対応していくのが、不眠症の治療方針となっています。

不眠症が改善されたからと言って、睡眠導入剤の服用を突然止めると離脱症状が発生するリスクが高まるので、自己判断で服用を止めたりせずに、医師の判断を仰いで服用量を減らしていくのが安全な服用の止め方になります。

著者:渡辺芳樹

企画やWEBサイト製作までも手掛ける、ライターもどき
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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。