隠れ不眠を解消!しっかりと熟睡するための睡眠改善法
世の中には「自分ではしっかり完璧に出来ているつもりでも、客観的に見れば全然できていない」という事はよくあるものです。
例えば「自分は料理が出来る」と思っていても他人に食べさせられるようなものが作れない人、「やればできる」と言っているけれどやらないからできない人、などさまざまです。
身体を支える睡眠も、そういった「完璧にできているつもりで出来ていない」ものの一つなのです。自分では十分に寝たつもりでも、浅い眠りがずっと続いていたり何度も目が覚めてしまっていたりしていると8時間以上寝ていても全然寝た気がしない事はよくある事です。このような「隠れ不眠」を解消するためにはどのような方法で睡眠を改善していけばいいのでしょうか?
規則正しく眠ることが大事
心身に良い、質の高い睡眠を取る上で大事なのは「就寝時間、起床時間を規則正しく行う」という事です。3日前は午後11時、2日前は午前2時、昨日は午後9時というように不規則に就寝する人は多いものですが、このような不規則な生活は身体のリズムを乱し睡眠の質を下げてしまう原因になるのです。
毎日同じ時間に寝床に入り、同じ時間に目覚められるよう目覚まし時計をセットして就寝・起床を規則正しく行うようにすると、身体に睡眠スケジュールが自然に刻み込まれるようになるのです。
規則正しい睡眠スケジュールが身についていると、眠気を感じていなくても時間通りに寝床に入れば自然に睡眠に入れるようになり、熟睡できるようになるのです。
寝る前のお酒・コーヒーは禁物
どんなに眠りたくても、神経が興奮し意識が覚醒した状態が続いたままでは寝床に入ってもなかなか眠られず、まんじりと夜を過ごすことになってしまうものです。
就寝前に少しでも神経が高ぶっていると、神経が静まるまで時間が掛かり眠りのリズムが乱れて熟睡できなくなってしまいます。
神経を興奮させる原因になるのがカフェインを含むコーヒーやお茶、そしてお酒です。「就寝前にお酒を飲むとよく眠れる」といいう人も多いかもしれませんが、お酒を飲んで寝ると深く眠りにくくなってしまうのです。カフェインは徹夜作業をする時の強い味方と言えますが、摂りすぎると「いざ寝よう」という段になってからなかなか寝付けなくなってしまうのです。
光の浴び方は眠りの質を左右する
「朝起きたら日光を浴びるのが良い目覚めをもたらす」というのは、よく知られた睡眠の質を高める方法の一つです。朝起きてすぐに強い光を浴びると体内でセロトニンが生成され、体内時計がリセットされることによって良い目覚めをもたらすのです。
それとは逆に、寝る前までパソコンの画面やテレビにかじりついて画面からの強い光を浴びていると、睡眠を促すメラトニンの生成が阻害されて、眠りに付きにくくなってしまうのです。
寝る前はパソコンやテレビの明度を下げる、部屋の明かりを抑えるといった工夫をして眠りやすくする努力をするようにしましょう。